まさに焼け石に水!『備蓄放出は「油種の入れ替え」 原油価格の抑制効果 限定的?』


備蓄放出は「油種の入れ替え」 原油価格の抑制効果 限定的?
…いうことがないと、やはり難しいのでは」  備蓄放出による抑制効果は限定的で、ガソリンなどの価格は高止まりが続くとみています。(24日17:07)…
(出典:TBS系(JNN))


今後、原油の価格はどうなるのでしょうか。

萩生田光一経済産業相
 「最近の原油市場の動向、米国や関係国との協調を勘案し、前倒しをして、このタイミングで売却することを決定しました」

 萩生田経産大臣は、売却する量は国内消費量の数日分にあたる数十万キロリットルで、備蓄している油の種類を入れ替える「通常の行為」であることを強調しました。「価格高騰を抑制するため」ではなく、あくまで「通常の行為」としたのは法律の趣旨に反しないよう配慮する必要があったためです。もちろん、「前倒し」で油を入れ替えるのは初めてのこと。

 一方、東京商品取引所では、中東産の原油先物価格が大幅に上昇。1キロリットル当たりの指標価格が5万5000円台をつけて、およそ2週間ぶりの高値となりました。

 今回の石油備蓄の放出に専門家は・・・

マーケット・リスク・アドバイザリー 新村直弘さん
 「(備蓄放出の発表で)原油価格は下がらないとおかしいんですけど、冬なので急には無理なんですよね。需要がない時だったら、すぐに下がるんですけど、需要があるときは焼け石に水になってしまう。2月くらいまではこういう状態が続きます。本気で下がってほしいと思うのであれば、どこか(産油国)が本格的に増産を始めるということがないと、やはり難しいのでは」

 備蓄放出による抑制効果は限定的で、ガソリンなどの価格は高止まりが続くとみています。(24日17:07)

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