早い段階で承認され市販されればこのコロナ禍も少しは落ち着くかな?『塩野義コロナ飲み薬、発熱など5症状で改善傾向 国際学会で発表』


塩野義コロナ飲み薬、発熱など5症状で改善傾向 国際学会で発表
…新型コロナウイルス感染症の軽症者向け飲み薬について、治験の解析結果を国際学会で発表したと公表した。せきなどの呼吸器症状に発熱を加えた五つの症状について…
(出典:毎日新聞)


塩野義製薬は24日、厚生労働省に薬事承認を申請している新型コロナウイルス感染症の軽症者向け飲み薬について、治験の解析結果を国際学会で発表したと公表した。せきなどの呼吸器症状に発熱を加えた五つの症状について投薬による改善傾向が見られたとした。

 塩野義の治験を担当する国立国際医療研究センターの大曲貴夫国際感染症センター長が、ポルトガルで開催中の欧州臨床微生物学感染症学会議で発表した。

 今回発表したのは、オミクロン株流行下の今年1~2月に12~70歳の新型コロナ患者428人を対象に、塩野義の飲み薬と、有効成分を含まない偽薬を投与するグループに分けて実施した中間段階(第2相)の治験結果。投与開始から4日目(3回投与後)の時点で感染性のあるウイルスが検出された患者の割合は、偽薬グループと比べて約90%減少し、体内でウイルスを速やかに減らす効果が確認された。

 症状については、せき▽喉の痛み▽鼻水・鼻づまり▽息切れ――の呼吸器4症状に、発熱を加えた計5症状は投薬で改善傾向が見られたとする。一方、オミクロン株は呼吸器症状が強く出る傾向にあり、下痢や吐き気を加えた症状改善の総合評価(計12症状)では偽薬グループと明確な差はつかなかった。安全性について重大な反応はなかったとした。

 塩野義は2月末に中間段階の治験に基づき厚労省に薬事承認を申請。現在、国内外で最終段階(第3相)の治験を進めている。【横田愛】

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