競泳女子400メートル個人メドレー、大橋悠依の金メダルおめでとう。


大橋悠依の金メダルに恩師「よく粘った」 200mにも期待
 東京オリンピックの競泳女子400メートル個人メドレーで25日、金メダルを獲得した大橋悠依(ゆい)選手(25)=イトマン東進=は滋賀県彦根市出身で、…
(出典:毎日新聞)


東京オリンピックの競泳女子400メートル個人メドレーで25日、金メダルを獲得した大橋悠依(ゆい)選手(25)=イトマン東進=は滋賀県彦根市出身で、小さい頃からフォームの美しさには目を見張るものがあったという。小学3年から高校3年まで指導した堅田イトマンスポーツクラブ(大津市)の奥谷直史所長(53)は教え子の快挙に「うれしいの一言。頑張ってくれると信じていた。よく粘った」と喜んだ

大橋選手は草津東高から東洋大に進学し、個人メドレーで頭角を現した。2017年4月の日本選手権では200メートル、400メートルで2冠を達成。世界選手権では17年は200メートル2位、19年は400メートル3位と、日本女子競泳界のエースに成長した。

 大橋選手の強さについて、奥谷さんは「きれいなフォーム」と「真面目さ」を挙げる。彦根イトマンスイミングスクールで指導した当時、額に乗せたペットボトルを落ちないようにして背泳ぎする練習など、正しい姿勢を意識したメニューを1日に各泳法で10~20本用意した。多くの選手はメニューをこなすうちに下半身が沈むなどフォームが乱れるが、大橋選手はほとんど注意することがなかったという。「言われたことを最後まできっちりやり切る。練習ノートもきちょうめんにつけていて、非常に真面目に取り組んでいた」。彦根のスクールの同期生で、同県草津市の会社員、岸本悠花さん(25)は「当時から姿勢が良く、顔がぶれないきれいな泳ぎだった」と話す。

 個人メドレーは、平泳ぎ、背泳ぎなど泳法に応じたフォームやターンといった技術の積み重ねが求められる。奥谷さんによると、細身の大橋選手はパワーで大柄な選手に及ばない分、テクニックを磨いてきたといい、「個人メドレーが専門になったのは自然な流れだったのでは」と話す。

 25日の決勝では、平泳ぎを終えた時点で大きくリードしたが「最後の最後まで何が起こるか分からないので、気が抜けなかった」と奥谷さん。「午前中の決勝は珍しく、難しい状況だったと思うがよくやってくれた。しっかり休んで、200メートル個人メドレーでも自分らしい泳ぎをしてほしい」と更なる活躍に期待を寄せた。【菅健吾】

【競泳女子400メートル個人メドレー、大橋悠依の金メダルおめでとう。】の続きを読む